絹糸で緻密に組まれた幾本もの組紐が水平にピンと張られ、鏡のように磨き上げられた金属面に映り込む。現れたのは、凛とした空間が無限に広がる小宇宙。

卓越した職人技で生まれる組紐のもつ、絹の温もり、色と柄の美しさ、帯締めとして和装を整える強さとしなやかさ、品格の高さに心を奪われたデザイナー安田喬が、その魅力を今までにない形で最大限引き出すべく考えたのが、組紐で人を包むというアイデアだ。

東京・日本橋の龍工房、福田隆と隆太親子は、安田の思いに応え、特に伸縮性に優れ、多彩な色と絹艶によって高貴な印象を与える御岳組を採用。空気をも同時に組むことでふっくらとした厚みになり、今までに体験したことのない優しく快適な座り心地を提供する。
その美しさを際立たせるのが、内側に鏡面仕上げを施したステンレス材の構造体である。燕三条の磨き職人が手仕事で表面をミクロのレベルまで削り、輝きと滑らかな手触りをもたらしている。
意匠と職人技が調和を奏で、唯一無二の存在感を作り出した。

EXTERIOR
凛とした空間が無限に広がる小宇宙

CREATORS

安田 喬(中央)

キョウデザイン事務所代表
デザイナー

1962年東京生まれ。
多摩美術大学卒業。空間デザインをはじめ、照明、家具のプロダクトデザイン、 映画の美術監督など領域を超え多岐に渡ってデザインワ―クを行っている。
五反田製作所「HALCANA」ブランドのクリエイティブディレクターでもある。

龍工房

龍工房は江戸東京組紐を製造し、その帯締めは皇族をはじめ歌舞伎界や茶道界などで愛用されています。
120余年前からの巧の卓越した技術が受け継がれており、江戸時代の「粋の文化」により洗練され、「粋は進化する」を合言葉に、その実用性・ファッション性の高さを多彩な組柄とともに追求しています。

福田 隆(左)

東京都優秀技能 東京マイスター
東京都伝統工芸士会 理事

福田 隆太(右)

15歳より東京都伝統工芸士の父・福田隆氏に師事、東京くみひもを学ぶ。
現在、丸台・角台・綾竹台・高台・内記台・三角台とすべての組台を探究中。
128年受け継がれてきた技術をもとに組紐をペンへと昇華した「くみひもペン」の製作・デザインを手掛ける。


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